昆虫とは硬い外骨格をもった節足動物の中でも、特に陸上で進化したグループで、ほとんどの種が陸上で生活し、
淡水中に生活するものは若干あるものの、海中で生活する種は例外的です。水中で生活する昆虫は水生昆虫(水棲昆虫)とよばれています。
世界の様々な気候、環境に適応していて、種多様性が非常に高く、現時点で昆虫綱全体で80万種以上が知られている。これは全生物群のうち最も多いもので、現在知られている生物種の半分以上は昆虫だといわれています。
種類数の多いグループとしては、以下のようなものがあります。
* 甲虫目(鞘翅目)(カブトムシ、ゴミムシなどの仲間) 35万種
* チョウ目(鱗翅目)(チョウ、ガの仲間) 17万種
* ハエ目(双翅目)(ハエ・カ・アブなどの仲間) 15万種
* ハチ目(膜翅目)(ハチ、アリの仲間) 11万種
* カメムシ目(半翅目)(セミ、カメムシなどの仲間) 8万2千種
* バッタ目(直翅目)(バッタ、コオロギなどの仲間) 2万種
* トンボ目(蜻蛉目)(トンボの仲間) 5千種
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カブトムシ
カブトムシ(甲虫、兜虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫ですが、広義にはカブトムシ亜科 (Dynastinae) に分類される昆虫の総称としても用いられる。
大型の甲虫で、成虫は夏に発生し、子供達の人気の的です。サビカブト属 Allomyrinaから独立。
名前の由来は、大きな角のある頭部が日本の兜のように見えるため。夏の季語。
体長はオス30-54ミリメートル(角を除く)、メス30-52ミリメートルほどである。かつては日本最大の甲虫とされていたが、1983年に沖縄本島でヤンバルテナガコガネが発見され、その座を失った。
オスの頭部には大きな角があり、さらに胸部にも小さな角がある。この角は皮膚が発達したもので、餌場やメスの奪い合いの際に使用する。ただし、角の大きさには個体差があり、これは幼虫時の水分や栄養状態で決まるとみられている。世界のカブトムシの中でも、このような日本のカブトムシのような角を持つカブトムシはケンカの時に相手をテコで一気に吹っ飛ばすので勝敗が明解で面白く、双方が相手の体の下に角を差し入れて力比べになる瞬間は見ていて最高に盛り上がる、このケンカの形態は海外のヘラクレスやコーカサスでは角の形状からして不可能、一方、メスには角はないが、わずかに頭部がとがり、脚が太く、鋭いとげが発達している。これは土中にもぐるために都合がよい。
また、クワガタムシと同様に南西諸島等のサトウキビ栽培地域では、カブトムシ亜科に属する別種のサイカブトがサトウキビの農業害虫として駆除の対象になっている。
成虫はクヌギやナラ、場所によってはサイカチやヤナギなどの樹液を餌にしている。カミキリムシの産卵や幼虫の摂食活動などによって傷がつき樹液が染み出た樹木に集まってくるとされたが、最近はこの餌場はボクトウガの幼虫が餌となる小昆虫を誘引するために樹幹に掘った孔の出入り口を加工して、常に樹液が出るように操作している場所が多いことが判明してきた。カブトムシの大あごはつやのある褐色の毛でおおわれていて、これに毛管現象で樹液を染み込ませ、なめとって吸う。基本的に夜行性で、昼間は樹木の根元の腐植土や枯葉の下などで休み、夕暮れとともに起きだして餌場まで飛んでいく。朝が明ける前には再び地面にもぐりこむが、昼になっても木の幹にとどまっていることもある。
樹液が染み出る箇所には他にもクワガタムシ、スズメバチ、カナブン、チョウ、ガ、ハエ、アリなど多くの昆虫が集まってくるが、カブトムシは体が大きくて硬いため良い場所を独占しやすい。他の昆虫を押しのけて悠然と樹液を吸う様を指して「森の王者」などと呼ぶ人もいる。ただし昆虫以外にはモグラやフクロウ、カラス、人間などの天敵がいる。
カブトムシは卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。
交尾を終えたメスは、腐植土または腐食の進んだ朽木の中にもぐりこみ、20-30個程度の卵を産みつける。卵は直径2-3ミリメートル程度でピンポン玉のように丸く、乳白色をしている。時間が経つと楕円形にふくらみ、直径4-4.5ミリメートルほどになる。色も褐色に変わり、2週間ほどで孵化する。
孵化直後の幼虫は白く、大きさは7-8ミリメートルほどだが、やがて頭部は褐色に色づく。頭部は硬いが、胴体は白く柔らかい。幼虫は腐植土や柔らかい朽木を食べて成長する。冬までに2回脱皮する。糞は楕円球形で、ドッグフードのような形をしている。目はないので、大アゴを擦り音を出すことで他のカブトムシの幼虫と接触することを避ける。なお幼虫の天敵はコメツキムシや寄生バチの幼虫、モグラ、アリなどである。他にもカビやウイルスによる病気で死ぬこともある。
冬までに3齢幼虫となり、これが終齢だが、体長は10センチメートルほどになる。冬を過ごした3齢幼虫は4月下旬から6月ごろにかけて体からの分泌液やフンで腐植土中に蛹室を作り、そこで脱皮をして蛹(さなぎ)となる。オスの場合は蛹に脱皮する時に頭部に角ができる。蛹ははじめ白いが、橙色、茶色を経て黒ずんでくる。やがて黒ずんだ蛹の殻に割れ目が入ると、脚をばたつかせながら殻を破って羽化する。羽化したばかりの成虫の翅は白いが、翅を伸ばしてしばらくたつと黒褐色に色づく。
成虫は翅が固まると、夜を待って地上に姿を現す。羽化してから2週間程度は土中で過ごすことが多い。成虫の寿命は1-2か月ほどで、7月-9月頃に発生した後は全て死んでしまう。クワガタムシのように越冬することはない。しかし人間の飼育下で11月くらいまで生きることもある。
カブトムシの成虫はクヌギ、コナラなどの樹液を餌にする。昼のうちにこれらの樹皮が傷つき樹液が染み出している箇所を見つけておき、夜から朝方にかけてそこに行くと、カブトムシが樹液をなめているところを捕まえることができる。見つけた樹木に蜂蜜や黒砂糖を煮詰めた汁などを塗っておくと効率良く集めることができるとされるが、実際カブトムシは樹液の糖分が樹皮の酵母や細菌によって発酵した産物であるエタノール(エチルアルコール)や酢酸などの匂いを頼りに餌場を探すので、酒や酢などを塗ったほうが良い。
カブトムシを持つときはよく大きい頭の角を持つ人がいるが[1]、頭の角を持つと足を大きく動かすため、足を痛めることがある。また、頭部と胴部の間に強い負荷がかかる形となる。正しい持ち方は上から背中の横の部分を持つか、胸の小さい方の角を持つ。
また、ガなどと同じく光に引き寄せられる習性もあるので、夜に林のそばにある街灯の下で捕まえることもできる。ただしこれは場所によりけりで、待っていても飛んでこない場合が多々ある。
一方、幼虫は林内や林近くの腐植土、キノコ栽培後の廃ホダ捨て場、あるいは農家が作成している堆肥を掘り返すと出てくる。春の早いうちならば大きな3齢幼虫がいるので、幼虫を傷つけないよう注意しながら腐植土を掘り進めれば採取できる。カブトムシの幼虫の見分け方としては、大きなアゴ、頭のすぐ近くに足が生えていること、体の両脇には9つの気門、全体に細かい毛が生えている、などで見分けることが出来る。
卵・幼虫・蛹 飼育ケースの底面に直径2-3ミリメートル程度の白く丸い卵が発見されたら、飼育容器内の土(マット)の量を容器8分目程度まで増やす。
飼育ケースは小さすぎると、幼虫同士が接近しすぎて体が傷つくことがある。幼虫がある程度の大きさに育ったら、大きなケースを用意するか、個別に分ける。
土は、ペットショップや昆虫専門店・ホームセンターで販売されている専用のマット(育成マット、発酵マット)を使う。このマットは広葉樹の材を発酵熟成したもので、幼虫の餌となる。適度な湿気が重要で、マットを握って崩れない程度がよいとされており、霧吹きで定期的に水をやるとよい(幼虫が土の上に出てきている場合は、明らかに湿気が不足している)。
カブトムシ用マットを交換することによって、栄養不足で個体が小さくなる(オスの場合は角が極端に小さくなってしまう)ことや、新鮮な空気を含ませるためマットへのカビの発生を防ぐことができる。また、糞が多くなったときはマットの交換が必要である。幼虫の糞はマットとほぼ同じ色なので、気付かないうちに餌が不足して餓死することもあり、注意が必要である。マット表面に丸い糞が目立つようになるとマットの交換時期である。マットは全部入れ替えずに半分から7割程度を入れ替えるのがよい(幼虫のストレスが軽減される)。
エサ不足によって幼虫が土の上に出てくることもあるため、原因を見極めて適切な対処をすること。
使用するマットは園芸用の腐葉土でも構わないが、中には防虫防カビ処理をされているものもあり、それらの薬品で幼虫が死んでしまうこともあるため注意が必要である。 また、野外から土を持ってくるのも害虫等の懸念があるため避けたほうが良い。 どうしてもという場合は、必ず電子レンジで数分加熱するなど、熱消毒すること。
また、卵と蛹はつぶれやすいので、初秋(卵の時期)と初夏(蛹の時期)にはマットを掘り返さないようにする。この時期のマット交換は厳禁である。万が一蛹を掘り返してしまった場合は、マットに蛹室の代わりとなる縦長(国産カブトムシの場合)の窪み[2]を作り、そこに蛹を立てて入れておくとよい。 蛹に傷をつけないよう、慎重に取り扱うこと。特に尖った物で触ったり、衝撃を与えたりすることは厳禁。
脱げ出さないよう蓋がしっかりと閉じる飼育ケースを用意する。カブトムシの寝床となるマット(腐葉土や、前述の発酵マット等が良い)を用意し、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で飼う。
幼虫と同様、霧吹き等で定期的にマットに水をやる。また、転倒したカブトムシがつかまって起きあがるための止まり木を用意するとよい。
床マットは一度にたくさん入れるのではなく、少しずつ入れるようにして底部から押し固めるようにしながら入れる。特に底面5センチメートル程度は強く押し固めた方がよい。全体の土の厚さは10-15センチメートル以上必要である(繁殖させず、ただペットとして飼育する場合は2-3cmでもかまわない)。
成虫の餌は市販のゼリー、樹液、または果物(リンゴやバナナ等)などを与えるとよい。よくスイカやメロン等は水分が多く下痢をすると言われるが、根拠はない。やっても問題はないが、尿が増えるため飼育容器が余計に汚れる。昆虫ゼリーも良いが、粗悪な物は砂糖水に食紅を加え着色し固めたただけ、ということもあるから注意したい。砂糖水やジャムなどは、糖分ばかりでビタミンミネラルが少なく、良いとは言えない。また、ほかの個体と戦わせても楽しいが、非常にストレスを与えるため勧められない。カブトムシは一般にオオクワガタ等のクワガタムシよりも短命で、羽化後1-3か月程度で死んでしまう。
詳しい飼育用品の解説はクワガタムシ#飼育用品を参照。土に産む種類のクワガタムシと考えればよい。
雄と雌をつがいで飼う。産卵用のマットは市販されている。雌をめぐって雄が争うので、1対ずつ飼うのがよい。交尾ののち雌は土にもぐり容器底部付近で産卵する。マットに加湿する際、水を入れすぎると底部に水がたまって産み落とされた卵が死亡する場合があるので注意が必要である。カブトムシをふやすときには、たくさんの腐葉土が必要なので前もって用意しておく必要がある。
(Wikipediaより引用)
大型の甲虫で、成虫は夏に発生し、子供達の人気の的です。サビカブト属 Allomyrinaから独立。
名前の由来は、大きな角のある頭部が日本の兜のように見えるため。夏の季語。
特徴
体長はオス30-54ミリメートル(角を除く)、メス30-52ミリメートルほどである。かつては日本最大の甲虫とされていたが、1983年に沖縄本島でヤンバルテナガコガネが発見され、その座を失った。
オスの頭部には大きな角があり、さらに胸部にも小さな角がある。この角は皮膚が発達したもので、餌場やメスの奪い合いの際に使用する。ただし、角の大きさには個体差があり、これは幼虫時の水分や栄養状態で決まるとみられている。世界のカブトムシの中でも、このような日本のカブトムシのような角を持つカブトムシはケンカの時に相手をテコで一気に吹っ飛ばすので勝敗が明解で面白く、双方が相手の体の下に角を差し入れて力比べになる瞬間は見ていて最高に盛り上がる、このケンカの形態は海外のヘラクレスやコーカサスでは角の形状からして不可能、一方、メスには角はないが、わずかに頭部がとがり、脚が太く、鋭いとげが発達している。これは土中にもぐるために都合がよい。
生活域と分布
平地や低山地の雑木林に生息している。本州以南から沖縄本島まで分布し、日本以外にも朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島まで分布する。北海道には人為的に定着したものといわれている。また、クワガタムシと同様に南西諸島等のサトウキビ栽培地域では、カブトムシ亜科に属する別種のサイカブトがサトウキビの農業害虫として駆除の対象になっている。
食性
成虫はクヌギやナラ、場所によってはサイカチやヤナギなどの樹液を餌にしている。カミキリムシの産卵や幼虫の摂食活動などによって傷がつき樹液が染み出た樹木に集まってくるとされたが、最近はこの餌場はボクトウガの幼虫が餌となる小昆虫を誘引するために樹幹に掘った孔の出入り口を加工して、常に樹液が出るように操作している場所が多いことが判明してきた。カブトムシの大あごはつやのある褐色の毛でおおわれていて、これに毛管現象で樹液を染み込ませ、なめとって吸う。基本的に夜行性で、昼間は樹木の根元の腐植土や枯葉の下などで休み、夕暮れとともに起きだして餌場まで飛んでいく。朝が明ける前には再び地面にもぐりこむが、昼になっても木の幹にとどまっていることもある。
樹液が染み出る箇所には他にもクワガタムシ、スズメバチ、カナブン、チョウ、ガ、ハエ、アリなど多くの昆虫が集まってくるが、カブトムシは体が大きくて硬いため良い場所を独占しやすい。他の昆虫を押しのけて悠然と樹液を吸う様を指して「森の王者」などと呼ぶ人もいる。ただし昆虫以外にはモグラやフクロウ、カラス、人間などの天敵がいる。
生活環
カブトムシは卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。
交尾を終えたメスは、腐植土または腐食の進んだ朽木の中にもぐりこみ、20-30個程度の卵を産みつける。卵は直径2-3ミリメートル程度でピンポン玉のように丸く、乳白色をしている。時間が経つと楕円形にふくらみ、直径4-4.5ミリメートルほどになる。色も褐色に変わり、2週間ほどで孵化する。
孵化直後の幼虫は白く、大きさは7-8ミリメートルほどだが、やがて頭部は褐色に色づく。頭部は硬いが、胴体は白く柔らかい。幼虫は腐植土や柔らかい朽木を食べて成長する。冬までに2回脱皮する。糞は楕円球形で、ドッグフードのような形をしている。目はないので、大アゴを擦り音を出すことで他のカブトムシの幼虫と接触することを避ける。なお幼虫の天敵はコメツキムシや寄生バチの幼虫、モグラ、アリなどである。他にもカビやウイルスによる病気で死ぬこともある。
冬までに3齢幼虫となり、これが終齢だが、体長は10センチメートルほどになる。冬を過ごした3齢幼虫は4月下旬から6月ごろにかけて体からの分泌液やフンで腐植土中に蛹室を作り、そこで脱皮をして蛹(さなぎ)となる。オスの場合は蛹に脱皮する時に頭部に角ができる。蛹ははじめ白いが、橙色、茶色を経て黒ずんでくる。やがて黒ずんだ蛹の殻に割れ目が入ると、脚をばたつかせながら殻を破って羽化する。羽化したばかりの成虫の翅は白いが、翅を伸ばしてしばらくたつと黒褐色に色づく。
成虫は翅が固まると、夜を待って地上に姿を現す。羽化してから2週間程度は土中で過ごすことが多い。成虫の寿命は1-2か月ほどで、7月-9月頃に発生した後は全て死んでしまう。クワガタムシのように越冬することはない。しかし人間の飼育下で11月くらいまで生きることもある。
採集
カブトムシの成虫はクヌギ、コナラなどの樹液を餌にする。昼のうちにこれらの樹皮が傷つき樹液が染み出している箇所を見つけておき、夜から朝方にかけてそこに行くと、カブトムシが樹液をなめているところを捕まえることができる。見つけた樹木に蜂蜜や黒砂糖を煮詰めた汁などを塗っておくと効率良く集めることができるとされるが、実際カブトムシは樹液の糖分が樹皮の酵母や細菌によって発酵した産物であるエタノール(エチルアルコール)や酢酸などの匂いを頼りに餌場を探すので、酒や酢などを塗ったほうが良い。
カブトムシを持つときはよく大きい頭の角を持つ人がいるが[1]、頭の角を持つと足を大きく動かすため、足を痛めることがある。また、頭部と胴部の間に強い負荷がかかる形となる。正しい持ち方は上から背中の横の部分を持つか、胸の小さい方の角を持つ。
また、ガなどと同じく光に引き寄せられる習性もあるので、夜に林のそばにある街灯の下で捕まえることもできる。ただしこれは場所によりけりで、待っていても飛んでこない場合が多々ある。
一方、幼虫は林内や林近くの腐植土、キノコ栽培後の廃ホダ捨て場、あるいは農家が作成している堆肥を掘り返すと出てくる。春の早いうちならば大きな3齢幼虫がいるので、幼虫を傷つけないよう注意しながら腐植土を掘り進めれば採取できる。カブトムシの幼虫の見分け方としては、大きなアゴ、頭のすぐ近くに足が生えていること、体の両脇には9つの気門、全体に細かい毛が生えている、などで見分けることが出来る。
飼育
卵・幼虫・蛹 飼育ケースの底面に直径2-3ミリメートル程度の白く丸い卵が発見されたら、飼育容器内の土(マット)の量を容器8分目程度まで増やす。
飼育ケースは小さすぎると、幼虫同士が接近しすぎて体が傷つくことがある。幼虫がある程度の大きさに育ったら、大きなケースを用意するか、個別に分ける。
土は、ペットショップや昆虫専門店・ホームセンターで販売されている専用のマット(育成マット、発酵マット)を使う。このマットは広葉樹の材を発酵熟成したもので、幼虫の餌となる。適度な湿気が重要で、マットを握って崩れない程度がよいとされており、霧吹きで定期的に水をやるとよい(幼虫が土の上に出てきている場合は、明らかに湿気が不足している)。
カブトムシ用マットを交換することによって、栄養不足で個体が小さくなる(オスの場合は角が極端に小さくなってしまう)ことや、新鮮な空気を含ませるためマットへのカビの発生を防ぐことができる。また、糞が多くなったときはマットの交換が必要である。幼虫の糞はマットとほぼ同じ色なので、気付かないうちに餌が不足して餓死することもあり、注意が必要である。マット表面に丸い糞が目立つようになるとマットの交換時期である。マットは全部入れ替えずに半分から7割程度を入れ替えるのがよい(幼虫のストレスが軽減される)。
エサ不足によって幼虫が土の上に出てくることもあるため、原因を見極めて適切な対処をすること。
使用するマットは園芸用の腐葉土でも構わないが、中には防虫防カビ処理をされているものもあり、それらの薬品で幼虫が死んでしまうこともあるため注意が必要である。 また、野外から土を持ってくるのも害虫等の懸念があるため避けたほうが良い。 どうしてもという場合は、必ず電子レンジで数分加熱するなど、熱消毒すること。
また、卵と蛹はつぶれやすいので、初秋(卵の時期)と初夏(蛹の時期)にはマットを掘り返さないようにする。この時期のマット交換は厳禁である。万が一蛹を掘り返してしまった場合は、マットに蛹室の代わりとなる縦長(国産カブトムシの場合)の窪み[2]を作り、そこに蛹を立てて入れておくとよい。 蛹に傷をつけないよう、慎重に取り扱うこと。特に尖った物で触ったり、衝撃を与えたりすることは厳禁。
成虫
脱げ出さないよう蓋がしっかりと閉じる飼育ケースを用意する。カブトムシの寝床となるマット(腐葉土や、前述の発酵マット等が良い)を用意し、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で飼う。
幼虫と同様、霧吹き等で定期的にマットに水をやる。また、転倒したカブトムシがつかまって起きあがるための止まり木を用意するとよい。
床マットは一度にたくさん入れるのではなく、少しずつ入れるようにして底部から押し固めるようにしながら入れる。特に底面5センチメートル程度は強く押し固めた方がよい。全体の土の厚さは10-15センチメートル以上必要である(繁殖させず、ただペットとして飼育する場合は2-3cmでもかまわない)。
成虫の餌は市販のゼリー、樹液、または果物(リンゴやバナナ等)などを与えるとよい。よくスイカやメロン等は水分が多く下痢をすると言われるが、根拠はない。やっても問題はないが、尿が増えるため飼育容器が余計に汚れる。昆虫ゼリーも良いが、粗悪な物は砂糖水に食紅を加え着色し固めたただけ、ということもあるから注意したい。砂糖水やジャムなどは、糖分ばかりでビタミンミネラルが少なく、良いとは言えない。また、ほかの個体と戦わせても楽しいが、非常にストレスを与えるため勧められない。カブトムシは一般にオオクワガタ等のクワガタムシよりも短命で、羽化後1-3か月程度で死んでしまう。
詳しい飼育用品の解説はクワガタムシ#飼育用品を参照。土に産む種類のクワガタムシと考えればよい。
ふやし方
雄と雌をつがいで飼う。産卵用のマットは市販されている。雌をめぐって雄が争うので、1対ずつ飼うのがよい。交尾ののち雌は土にもぐり容器底部付近で産卵する。マットに加湿する際、水を入れすぎると底部に水がたまって産み落とされた卵が死亡する場合があるので注意が必要である。カブトムシをふやすときには、たくさんの腐葉土が必要なので前もって用意しておく必要がある。
(Wikipediaより引用)
カテゴリー:甲虫目